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“ユニバーサルベンチャー”ビジネスプランコンテスト記者発表会レポート

【日 時】
2009.10.25(日) 13:00~開場 13:30~開会
【場 所】
新宿住友ビル47F 住友スカイルーム 2Room
(http://www.bellesalle.co.jp/sankaku/skyroom_top.html)
【参加者】
実行委員会メンバー(10名)、支援者・メンター(4名)、エントリー候補者(11名+ビデオメッセージ2名)、協賛企業代表者(8名)、メディア(2名)、イベント観覧者(47名)
合計:81名+ビデオメッセージ2名

【新宿住友ビル47F 住友スカイルーム 2Room】

“ユニバーサルベンチャー”ビジネスプランコンテストの記者発表会が行われた。今回の記者発表会の場所は、新宿三井住友ビル 47階、住友スカイルームだ。

天気が良ければ富士山も見える見晴らしがいい場所だが、今日はあいにくの雨模様だったのが残念だったが、多くの方にお集まりいただき、会場は開演前から熱気に包まれていた。

【開会宣言】

2009年10月25日(日)13:30
司会の小森さんから開会の宣言がされた。歴史を変えるイベント『“ユニバーサルベンチャー”ビジネスプランコンテスト』の 第2幕、記者発表会の開会だ。

【主催者挨拶】

まず最初に挨拶に立ったのは、コンテストの発起人であり、実行委員会の委員長を務める、株式会社ワンセルフの祖上代表取締役社長だ。2003年に社会起業家や政治を志す次世代のリーダーを育てる一新塾に入塾し、そこで障がい者の現状を知りその問題を解決すべく、2008年に株式会社ワンセルフを設立し障がい者の自立支援事業を立ち上げた方だ。
挨拶では、このコンテストを始めるに至った経緯と、“ユニバーサルベンチャー”の考え方が広がることで、障がいのある、なしかかわらず、多くの方が自分の個性を存分に発揮していける社会を作っていける、作っていこう、と言う想いを熱く語ってくれた。

【ゲスト講演1】

続けて登壇したのは、株式会社ファンサイドの植山代表取締役社長だ。
植山さんは、難病の網膜色素変性症に罹患されており、視野が 3°しかなく、視覚障がい者として障がい手帳をお持ちだが、6年前に「検索エンジンマーケティング(SEM)を中心としたセールスプロモーション事業」を行う株式会社ファンサイドを起業された方だ。現在は、上場企業である株式会社フルスピードの中核企業の一つとして活躍している。
 
今回のビジネスプランコンテストへは、企画が動き始めた初期の段階から共感いただき、メンターという立場でご参加いただき、コンテスト自体へも幅広くご支援いただいている。講演では、障がいのある当事者としての視点、起業家としての視点、人生の先輩としての視点から、これまでの経験を失敗談や苦労話や成功例など具体的な事例を上げながらお話しいただき、これから起業を目指す若き起業家達へ心強いメッセージを送ってくれた。

【ゲスト講演2】

2人目の講演者として登壇したのは、株式会社オキタミュージアムのオキタ代表取締役社長だ。
オキタさんは、主として商品、サービスのブランディングを中心としたコンサルティング事業を手がけており、これまで多くの商品、サービスを送り出しおり、これまでの実績がその手法の確かさを証明している。近年は、自殺防止サイト「生きテク」を運営し、社会の問題解決にも注力されており、2008年には青年版国民栄誉賞とも言われる「人間力大賞」を受賞するなど、社会起業家としても注目されている。
 
ビジネスプランコンテストへは、実行委員会のメンバーとして参画しており、“ユニバーサルベンチャー”の名付け親でもある。今回の講演では、これから起業する起業家に向けて、自身が最も得意とするマーケティングについてお話しいただいた。マーケティングの手法を用いて市場調査をする重要性と、その中からどのようにしてニーズを見つけ、自身の個性を活かた商品、サービスを送りだしていくかについてお話しいただいた。

【ゲスト講演3】

続けて、オキタさんに紹介される形で 3人目の講演者として登壇したのは、株式会社ウイングルの長谷川代表取締役社長だ。
長谷川さんは、全国各地にサテライトオフィスを展開し、首都圏と地方における、仕事を探している障がい者と採用したい企業とのギャップを埋める事業を行っている。講演では、仕事をすることの大切さを語ってくれた。
 
寝たきりで右指しか動かすことが出来ない方の話が出たが、それまでは生きる希望が全く持てなかったその彼が、渋谷にある Web専業の広告代理店の企画の仕事をするようになってからは、人から必要とされ、感謝されることを実感し、今ではもっと付加価値の高い仕事をやらせて欲しい、と希望するようになった。そして、それまで殺伐としていた彼の部屋は見る見るうちに充実した部屋へ変わっていったという。
仕事からは、人から必要とされ、ひとの役に立ち、感謝されることを実感できるものが数多くある、と語ってくれた。

【コンテスト概要説明】

講演に続いて、コンテストの概要説明が行われた。説明を行ったのは、実行委員会の運営事務局長をしている、株式会社ワンセルフの清水取締役だ。
清水は、今回の記者発表会の企画だけではなく、コンテスト全体の企画、運営を行い、コンテストの案内や連絡、エントリーの受付、Webサイトの管理などを実務を取り仕切っている。
今回は、コンテストの参加資格、選考基準などの概要説明を始め、最終締め切り、一次選考、ファイナルプレゼンテーションまでの今後のスケジュールについて説明を行った。

【エントリー者の紹介・挨拶】

続けて、10月16日の一次締め切りまでに応募いただいたエントリー者の紹介と挨拶を行った。一次締め切りまでにエントリーをいただいたのは、6組。そのうち、会場にお越しいただけた 4組、6名の方に登壇いただき、お越しいただけなかった2組はビデオメッセージと言う形で紹介をさせていただいた。
 
まず、紹介させていただいたのは、小川さんだ。小川さんは、この日のために北海道からお越しいただいた熱意と行動力の人だ。小川さん自身は、障がいはないが、障がい者就労継続支援事業所 ゆいまーると提携し、「ふわふわタオルのぬいぐるみ『ふわぐるみ(R)』の製造販売、ライセンス管理」というタイトルの企画での応募で、この商品の企画や提携に至った経緯、想いなどを話していただいた。

2組目は、橋沢さん、市川さんの 2人組みだ。
お二方とも脳性麻痺により、自由が利くのは、橋沢さんが左足だけで、市川さんは首から上だけだ。
 
そんなお二人がエントリーされたプランは、どんな方でも不自由なく使える携帯電話の端末を開発する、と言うプランだ。高齢者でも楽々使えると開発された「らくらくホン」でも、手が不自由な二人には使うことが出来ない。そんな彼らでも思い通りに使えるウエアラブル携帯電話端末「ユニコン(ユニバーサルコンタクトデバイス)」を作りたい、との想いからのエントリーだ。
彼らだからこそ、いざというときに連絡が出来ないと困る場面は多くあるのだと訴えていた。

3組目は、成澤さん、長谷川さんの 2人組みだ。
成澤さんは、網膜色素変性症により500円玉の大きさしか視界がなく、その視界も非常に見えにくい状態なのだそうだが、それでもこれまでに多くのイベントや交流会を企画、運営してきた経験を生かし、これまでにない障がいを遊びながら体験し、障がいへの理解を深めていけるイベント「ロステイメント」を企画し、運営していくというプランでのエントリーだ。
 
長谷川さんは、障がいはないが、前回の参加者説明会に参加され、コンテストの趣旨に共感し、また、成澤さんと意気投合したことで、今回の共同企画者としてエントリーをされた。

4組目は、馬場さんだ。
馬場さんは、脳性麻痺のため杖での歩行をされていたのだが、今年の 5月に原因不明で急に立てなくなり、それ以降は車いすで生活をされているそうだ。そのことで、先天性の障がいだけではなく、中途障がいの立場も経験され、障がいがある方の生活の質向上について改めて考えるきっかけとなったという。
「コンテストには、当事者として障がいがある方と社会資源の新たなマッチングをしながらコーディネートし必要なサービスを提供していく「楽シミストファクトリー」というプランでエントリーをされた。

5組目は、砂長さんだ。
砂長さんは、今回はお越しいただけなかったが、ビデオメッセージと言う形でコメントをお寄せいただいた。砂長さんは、難読症という学習障害がある。難読症は学習障害と言われる障がいの一種なのだが、あまり知られていない障がいであること、また、障がい手帳を手に出来る障がいとは認められていないため、苦労をされてきたそうだ。その経験から、このイベントを通じ難読症への理解を広げていきたい、と言う想いもあるそうだ。
今回は、難読症の方によく見られる鋭い美的センスと豊富な海外滞在経験を生かし、海外から来られた方をターゲットとした東京のお土産物屋さんの企画でエントリーされた。

6組目は、大分にあるNPO法人、自立支援センターおおいただ。
自立支援センターおおいたさんは、遠方のため、今回の記者発表会へはお越しいただけなかったが、ビデオメッセージをお送りいただいた。
今回のエントリープラン「車椅子泉伝志団」は、自立センター全体で取り組んでいるもので、車いすに広告を掲載し宣伝活動を行うという企画だ。四肢に重度の障害がある方の就労はほとんど進んでいないが、このプランであれば車いすを動かすことさえできれば、就労をすることができ、障がいのある方が街に出ていくことで障がいのある方への理解、ユニバーサルデザインへの理解が深まると期待を寄せる。

【記念撮影】

前半の最後は、参加者全員にご協力をいただき、この記者発表会の実施を記念して記念撮影を行った。総勢 80名を超える参加者の気持ちが一つになった瞬間だ。

15分の休憩を挟んだ後、第二部の交流会が始まった。

【交流会】

交流会開会の挨拶を代表の祖上が行った後、乾杯の挨拶・発声を行ったのは、実行委員会メンバーの一人である“しま平”さんこと大島さんだ。
しま平さんは、脳性麻痺により脳性麻痺によって四肢体幹機能と聴覚に障がいを抱えているが、ある特技を身につけたことで障がいと向き合うことができ、今では、ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡~本当のことだから~』を各地で放映する活動など、障がいを持つ方々を精力的に支援している。
これまでも積極的な活動をされてきていたのだが、このコンテストを通じ、障がいを持っていても熱い思いで活動している方がこれほどまでに多いことを実感し、非常に感激している、と語った。
 
挨拶の後は、各々の自由な交流会となった。
その中には、NHKの取材を受けるエントリー者の市川さんの姿もあった。

【閉会挨拶】

16:30。
80名を超える方に参加していただき、非常に強い想いと熱い熱気に包まれた“ユニバーサルベンチャー”ビジネスプランコンテストの第2幕、記者発表会は終了の時を迎えた。
 
今回の記者発表会は終わったが、誰もが今後大きく社会が動いていくことを疑わず、今後の大いなる飛躍を感じさせるイベントとなった。

【お問い合わせ】
 
Universal Venture business plan Contest committee
株式会社ワンセルフ内
“ユニバーサルベンチャー”ビジネスプランコンテスト実行委員会
 
〒160-0004 東京都新宿区四谷2-10 松本館401
TEL:03-6380-6305  FAX:03-6380-6365

オフィシャルサイト:http://universal-venture.jp/
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